社長ご挨拶

世界を変えるのは「よそ者」と「馬鹿者」

株式会社ソーシャルワークシェアリング
代表取締役 大坪 勇二

障がい者さんの良質の雇用を作り出すこと。

これが私たちの事業目的です。

私たちはこれを「ソーシャルワークシェアリング」と名付けるとともに
社名にまでしてしまいました(笑)

私たちはもともと、
金融保険業界に対する研修を提供する事業をやっていました。

その一環として、保険代理店経営者の多角化支援として、
福祉分野の事業立ち上げ支援事業をした経験があります。

実際に自分たちも経験値を積むために、

私たち自身も、
障がい者グループホームの経営に参入しました。

障がい者さんに住まいを提供するという仕事を通して、
そこで初めて、障がい者さんの生活に触れ、
障がい者さんをめぐる厳しい現実を知りました。

特に問題なのは、収入面、それも「良質な雇用」が圧倒的に不足していることです。

精神障がいを持っている方の就労は難しいという現実があります。
それでいて、人口は圧倒的に多く(約320万人。内閣府調べ)
その上、毎年相当数が増えているという現状があります。

「良質な雇用」を提供するためには「内職仕事」を世の中から取ってくるのでなく、
自分たち自身でビジネスを作り出し、直接の雇用を作り出す必要があります。

そして良質な働く場を私たちが提供し、
そこで経験を重ねてもらって
一般企業への就職の橋渡しをする。

そんな事業の方向性を、チームメンバーと話し合って決めていきました。

 

私たちが「良質な雇用を提供」することがきっかけで
障がい者さんの人生がどんどん好転していく。

そんなイメージが私の頭の中にどんどん湧いてくるのです。
もう後には引けませんでした(笑)

数年では結果を出すのが難しい、
だからこそ取り組み甲斐があるテーマだと思います。

しかし、それは、
いろんなビジネスを自分で立ち上げてきた私たちだからこそできることだと確信しています。

 

「仕事の質は人生の質に直結」します。

私自身も保険営業という、
厳しいけどやりがいのある仕事と出会って、
人生が変わった経験がありますから、よくわかります。

その第一段階として、

まずは、
2022年4月に国からライセンスを取得して
小田急相模原駅前に就労継続支援A型「インフィニピー」を開業しました。

障がい者さん(主に精神障がい)の方を雇用して職場を提供し、
また一般企業への就職をサポートしていく事業であるとともに、

グループ全体の「事業アイディアの研究開発の場」でもあります。

こちらは、業界の平均を遥かに上回るペースで成長しています。

今後は、小田急線沿線の相模原市、町田市などにも
事業を展開していく予定です。

そして第二段階が、
本体の事業領域の転換です。

これにともない、2023年1月に

社名を

「しごとのプロ出版」から
「株式会社ソーシャルワークシェアリング」に

変更しました。

今まで、しごとのプロ出版株式会社でやってきたことを
承継・発展する事業になります。

 

事業の柱の一つは「経営支援事業」。

障がい者さんの良質な雇用を創出するビジネスを自分たちで立ち上げる事業です。

「障がい者の良質な雇用を増やす」ためには、
「自分たちがオーナーシップを持つ事業」を
障がい者さんたちと共同で立ち上げていく必要があるということを
この半年で私たちは学びました。

私たちはこれを「福祉x(エックス)」という形で展開していきます。

すでにインフィニピーと協力して、

福祉x通販

福祉xデジマ

福祉x循環型アパレル」事業を

立ち上げてきました。

これから取り組んでいくのは、

福祉x金融

というテーマです。

私自身が23年間身を置いた金融業界。
金融ビジネスを通して障がい者さんの良質な雇用を創出していきます。

 

そしてもう一つは

福祉の事業所を開設したい企業の開業、あるいは
すでにある事業所の経営を支援するコンサルティング事業です。

要は私たちの仲間を増やす事業です。

 

私たちのアドバイザリーボードメンバーを引き受けてくださっている
元ソニー株式会社社長で、ソニーフィナンシャル元会長の
安藤国威さん(現・長野県立大学理事長)から
今回の門出にあたりこんな言葉をいただきました。

『世の中を変えるのはいつも
「若者」「よそ者」「馬鹿者」なんだ』と。

私たちは、
『世界を変える「よそ者」と「馬鹿者」』として
挑戦していきます。



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