【メディア】白川博司氏主宰「通販実戦会」会報誌で、代表の大坪勇二がとりあげられました
株式会社四方事務所 代表取締役で、通販コンサルタントとして、
長年の多大な実績をおもちの白川博司氏が主宰する「通販実戦会」会報誌で、
代表の大坪勇二が「業界のキーマン」として、とりあげられました。
白川博司氏に転載について快諾いただき、その内容をご紹介します。
白川博司氏プロフィール
株式会社四方事務所 代表取締役
1995年に四方事務所設立(2008年株式会社化)同所代表。
通販コンサルタントとして、メーカー、加工業、卸・問屋、住宅、小売、旅行、サービス、芸能プロダクション、墓石・葬祭など、これまでにあらゆる業種業態において、通販的手法を活用した新しい売り方、顧客・取引先開拓法、売上増大法を指導。
この23年間に370社以上の通販事業を立ち上げる。
徹底した現場主義を貫き、北は北海道から南は沖縄まで月間30社以上、東奔西走で顧問先企業を回る多忙な毎日。
指導の特徴は2つ。
「資金500万円、6カ月で立ち上げること」、
「営業利益10%を必ず獲得すること」。
瀕死の企業からの依頼でも倍々成長を実現。
中には、わずか5 年で売上30倍増の100億円を突破させるなど、「実戦・実益のコンサルティング」を展開中。
現在は、潜在需要の高い中国・アセアンを中心に、メイド・イン・ジャパンの通販商品を売り込むための販路開拓に注力している。
業界のキーマンに聞く
「低原価・在庫なし・高収益」の情報ビジネス
電子媒体の徹底活用モデルとは
コンテンツプロデューサーとして、電子媒体を使ったビジネスを行うほか、中小企業のM&Aやベトナム進出支援事業も手掛ける大坪勇二氏。
「経験したことがないことを経験する」「一人勝ちするのではなく、みんなで勝つ」ことをミッションに掲げるビジネス論について話を伺った。
紙の書籍はつくらない出版社
白川:現在の会社を起業された経緯を教えてください。
大坪:大学卒業後に新日鉄に経理マンとして勤めた後、ソニー生命の歩合営業マンに転身しました。
当初は、生保の営業がなかなか上手くいかず、どん底まで落ちたのですが、気持ちを切り替えて、成績を上げている同僚のマネをしながら、思いつく限りのことを行動に移すうちに、法人の大型契約も取れるようになり、どんどん成績が伸びていきました。
個人事業主として全国保険代理店ネットワークの東京支社長を務めるまでになり、その頃に、営業のノウハウ本を数冊出版しました(図1参照)。
それがことのほか面白かったのです。
書籍を出版することで、新しい出会いもありましたし、人生に大きな変化があり、楽しさを感じました。
本を出す側に回ったらもっと面白いかなと思い、最初は副業として出版社をつくったわけです。
白川:保険代理店とは別に出版社をつくられたわけですね。
大坪:そうです。実際に出版業をやってみたら、全く儲からないことがわかったので、紙の本は一切つくらないことにして、データとネットを徹底活用して電子書籍だけを制作することにしました。
「経験したことがないことを経験する」というのが私の人生のテーマなので、チャレンジしてみてその結果、方向転換というのは、私の中ではオールOKですね。
ただ、この電子書籍が収益を上げる主体というわけではなく、あくまでビジネスの入り口として捉えています。
電子書籍やPodcastなどの電子媒体などを駆使して顧客を集め、高価格帯のセミナーやオンライン講座を販売することで、長期的な収益を得ていくというビジネスモデルです(図2参照)。
動画・音声・リアル講座をコンテンツとして提供
白川:電子書籍の著者が、御社と組みオンラインセミナーや講座を開設するわけですね。
大坪:そうです。私たちにとって著者(コンテンツホルダー)は、共同事業を行うパートナーであり、その収益は著者と折半して、見込み客リストなども著者と共有することにしています。
電子媒体なので当然在庫も不要ですし、原価率も極めて低いですから、従来の出版業とは比べ物にならないほどの高収益が実現できます。
読者にとっては、従来の文字情報だけでなく、動画・音声・リアル講座など様々な媒体により、深くコンテンツを吸収できるので、成果を上げる可能性がより大きくなります。
また著者にとっては、人生をかけた貴重なコンテンツを提供するにふさわしい十分な報酬を得られますから、三者がウィン-ウィンとなる理想的な仕組みと自負しています。
どんなビジネスでも、「一人勝ちするのではなく、みんなで勝つ」というスタンスが重要で、そんな社会がつくれたらいいですね。
白川:どのようなテーマのコンテンツですか。
大坪:私のキャリアに関連した生保業界、金融業界向けの保険営業ノウハウがメインですが、最近ではリモート商談スタイルで成功している生保営業の成功例や、大人のためのYoutubeの稼ぎ方・遊び方といった内容のコンテンツも手掛けています (図3参照)。
白川:何名のスタッフで運営されていますか。
大坪:最初は3人くらいで始めまして、現在、雇用している社員は7人です。
その他に業務委託をしているパートナーが3人、アルバイト5人の計15人体制です。
伸びしろの大きいベトナムビジネスは面白い
白川:ベトナムでもビジネスをされていますね。
大坪:6年前、ホーチミンで活躍している日本人経営者を取材して回ったことが、ベトナム進出のきっかけとなりました。
現地で日本人向け情報誌を発行する会社や会計事務所、IT企業、人材派遣会社等々、いろいろな経営者の方々と知り合いまして、そのネットワークを活かしてベトナムでの起業支援、上場支援のサポートビジネスを行っています。
私としても、当時からベトナムで優位性のあるメイド・イン・ジャパンのコスメや健康食品、ファッションなど、消費者と直接接点のある商売をしたいと考えていました。
ただ、小売りは我々の本業ではないですし、ベトナムでお店を持つには相当のエネルギーが必要ですから、一歩踏み出せずにいます。
白川:ベトナムで商売をする意義は何ですか。
大坪:やはり経済に勢いがありますから、ここで会社を立ち上げるのは面白そうだなと何度来ても感じます。
ビジネスは、どこで戦うかが大事ですよね。
日本は相対的に沈んでいく一方ですが、どうせなら、ベトナムのように伸びしろの大きい未来に向かって進める場所で働いたほうが楽しいですから。
いま、先行者利益が得られるYouTuberのビジネス
白川:最後に、大坪社長自身の夢を教えてください。
大坪:いくつかありますが、アジア有数のYouTuberになりたいですね。
テレビは完全に終わってしまったメディアという印象で、私はYouTubeのほうがはるかに面白いと思っています。
YouTubeはものすごく奥行きが深く、自分に必要な情報はほぼあります。
何か新しい変化が生じたとき、その波にいの一番に乗る日本人は少ないのですが、YouTubeは、いま素人でも何とかなるフェーズにあります。
取りあえず下手でもいいから発信し続けていると、向こうから変化がやってくる。
実際に、売上にも貢献していますから、やらないという選択肢はありません。
これからはYouTubeをはじめとする“個人のメディア化”がキーワードになります。
動画の再生回数で広告収入を得るYouTuberは、自分の得意なことや行動そのものがマネタイズするので、これほど面白いことはないですよね。
先ほどお話した通り、コスメや健康食品、ファションなどを扱うのもいいのですが、我々は元々、モノではなく情報を扱っています。
情報は在庫を抱える必要もないですし、粗利も高いので理想的な商品と言えます。
その観点からも、我々のビジネスモデルはYouTuberとすごく相性がいいのです。
5G時代に突入したいま、YouTubeは過渡期にあり、これから10年後に振り返れば、インターネットが登場した時と同じくらいのインパクトを社会に与えることになるかもしれません。
白川:どうもありがとうございました。
通販実戦会とは
「通販事業」と「海外進出」を支援する会です!
2005年に立ち上げ、通信販売に関係する方々へ向けて、『セミナー・現場実見会』(毎月開催)、『海外販路開拓ツアー』(年6回開催)、『通販実戦レポート』(毎月PDF配信)の3本柱により、通販事業の販売力強化と海外進出支援を行っています。
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